ホワイトニングの注意点
ホワイトニングは、健康な方で、加齢、喫煙、飲み物や食べ物によって歯が汚れてしまったり、変色してしまった方に効果的です。
ただし、以下のような点にご注意ください。
・むし歯がある場合には、ホワイトニングができません。先にむし歯治療を終えてから、ホワイトニングをします。
・昔飲んだ薬などの化学的な原因でブルー系やグレー系に歯が変色している患者様は、色が薄くなりにくい場合があります。
・ホワイトニングと同時に審美治療を希望される場合は、ホワイトニングを先に行って、2週間以上あけて歯の色が落ち着くのを待ってから、審美治療を受けることをおすすめします。(歯の色が落ち着く前に美容治療を行ってしまうと、後々歯の色が合わなくなってしまうことがあるためです。)
・ポーセレンや合成物等の詰め物やかぶせ物に対しては、ホワイトニングの効果がありません。また、ホワイトニング以前に色合わせした詰め物やかぶせ物は、ホワイトニング後、より白くなったご自身の歯との色合わせが必要になる場合があります。
※患者様によっては、ホワイトニングをしている最中に歯が過敏になり、痛みを感じる場合があります。ホワイトニング中に施術を中断することもできますので、痛みを感じたらお知らせください。また、ホワイトニング後に痛みがある場合は痛み止め等処方いたしますので、お知らせください。
よくある質問
Q :ホワイトニングは専用の薬剤を使うそうですが、どんな薬剤ですか?
A:消毒で利用するオキシドールに含まれている成分と同じです。
ホワイトニングで使用する薬剤は過酸化水素や過酸化尿素を弱酸性に調整したものです。
論文も出されていますが、安全性も保証されています。またアメリカではスーパーマーケットでキットが販売されているほど一般的ですので、ご安心ください。
Q : 市販の歯磨き粉はホワイトニング効果がありますか?
A : 歯の色は歯の内面の色で白さが変わってきます。そのため歯の表面を研磨剤により擦っても白くはなりません。
逆に歯の表面のエナメル質という歯を保護している部分を傷つけるため、歯にダメージを与えていることになります。専門のホワイトニング等の方法がありますので、ご相談ください。
Q : ホワイトニングは誰でも出来ますか?
A : ホワイトニングは誰にでも、どの歯にも行えるわけではありません。虫歯が多い場合や知覚過敏がある場合、そのほか歯の状態によってはホワイトニングが行えないことがあります。また、詰め物や被せ物などの人工物はホワイトニングが出来ません。
グレーに変色した歯は白くなりにくい傾向があります。また、妊娠中やお子さまの安全性が確立されていないためお勧めできません。
Q : ホワイトニングは通院が必要ですか?
A : ホワイトニングにはオフィスホワイトニング(院内)とホームホワイトニング(自宅)があります。
ホワイトニングも歯科医院での処置の一環ですので、歯科医師・歯科衛生士の指導のもとで行っていただく必要があります。
白さのチェックやトラブルの防止のためにも、定期的なチェックを受けていただく必要があります。